天文回報4月号を会員の部屋に入れました。
・日本流星研究会の積立金の活用について、流星会議の開催補助について
それぞれ「日本流星研究会のページ」、「流星会議のページ」にまとめましたので、ご覧ください。
・2024年から通常会員およびWeb会員の2制度とさせていただいております。
・年度途中の会員種別変更はできません。
天文回報2024-2月号からは通常会員の方のみに天文回報を送付しています。
Web会員の方には、月末に一斉送信するメールにあるパスワードで「会員の部屋」から
PDFファイルをダウンロードしてください。[会員の部屋へ Go!]
「2023越谷流星会議集録」も「流星会議」のページから「2023越谷流星会議集録」のタブをクリックし
同じパスワードを入れてください。[「流星会議」のページへ Go!]
初心者用[スマホで流星眼視計数観測]を作成、使ってみてご意見をください → <スマホ版マニュアルへ>
流星観測を始めてみよう
今年から流星を見るだけでなく観測をしてみたいという方には、「リンク集」の中にふさわしいHPを紹介しています。下のボタンからどうぞ!
・ 流星の部屋 (内山茂男氏)・・・・・・・眼視観測
・流星電波観測国際プロジェクト(小川 宏氏)・電波
・HRO流星電波観測の速報(杉本弘文氏)・・・・電波
・TV観測:UFOCapture情報交換web(SonotaCo氏)
・望遠鏡観測分科会(殿村泰弘氏)・・・・・・望遠鏡
詳しい眼視観測の方法や報告の用紙などは、「日本流星研究会」のページに観測支援のタブがあり、その中に
[眼視観測マニュアル]がありますので、ぜひご活用ください。
会員の部屋には、通常会員は回報4月号掲載,Web会員はメールでお知らせしたパスワードを入力してください。
2020年7月2日の習志野隕石については、このページの下をご覧ください。
日本流星研究会への連絡は、「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。
『日本流星研究会』は、流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。
本会への入会を考えてみえる方は、下のボタンをクリックしてください。
(タイトル写真は天文回報2016年5月号表紙 撮影 井上 弘行 氏)
<Last update 2024.3.24>
(図はStella Theater Lite により作成)
4月の流星観測
新年度、新学期の始まりです。学校の天文部にとっては、毎年、新入部員を迎えて最初の観測会に最適な流星群があります。「こと座流星群」です。極大は、4月22日(月)の21時頃です。最適と書きましたが、週初めの月/火ですので火曜日が代休でもないと現実的ではないですね。極大時の輻射点は(α=271°δ=+34°)です。上の図(0時頃の東の空:クリックすると拡大します)の桃色の丸が極大期の輻射点です。図のように1等星のベガからκ星をはさんで反対側あたりですので流星観測初心者の人にも分かりやすい位置です。速度はやや速い流星群です。 群流星は輻射点が高いほど多く見られますので、22日の夜半過ぎから翌日の明け方にかけての方が見られる数は多くなるでしょう。
ただ、残念なことに月は、輻射点が上ったころには南東にあり、一晩中大地を照らします。月がなく、天気が良ければ1時間に20個前後のこと群の流星が見られます。3時頃、輻射点は天頂近くまで移動しています。4時頃には少しずつ薄明が近づいてきます。
3月の本欄にも掲げましたが、「おとめ座流星群」も引き続いて活動をしています。4月は、しし座からおとめ座、てんびん座と輻射点(領域)は移動します。上旬は(α=205°δ=-10°)辺りから、下旬には(α=225°δ=-15°)辺りと思われます。担当子のTV観測からはλおとめ群(輻射点:211,-10)が時折、まとまった出現を見せます。
また4月下旬からは水がめ座η流星群が活動し始めます。5月のゴールデンウイークが終わるころが極大ですので、詳細は5月の流星観測で紹介をしたいと思います。4月末の輻射点は(α=333°、δ=-3°)あたりです。日付が変わり夜明けが近づいた頃、速度の速い流星が、南東の空から飛び出してくるのがこの群です。
4月の月齢
4/2(火)下弦、4/9(火)新月、4/16(火)上弦、4/24(水)満月
4月の暦象
4/ 4(木)清明(太陽黄経15°)
4/19(金)穀雨(太陽黄経30°)、4/29(月・祝)昭和の日
天文回報№981(2024年4月号)を発行。クリックすると拡大して見られます。
日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。
住所変更をされる方は、早めに事務局までご連絡ください。
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。次の5月号の締め切りは、4月10日(水)です。
太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い明石市の時刻です(緯度:35° 経度:N135°)
経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより J.2000.0>
日付 太陽黄経 日の出 入り
4月 1日 11.0507 5:47 18:21
4月 2日 12.0375 5:46 18:22
4月 3日 13.0238 5:44 18:23
4月 4日 14.0097 5:43 18:24
4月 5日 14.9950 5:42 18:24
4月 6日 15.9799 5:40 18:25
4月 7日 16.9643 5:39 18:26
4月 8日 17.9481 5:38 18:27
4月 9日 18.9315 5:36 18:27
4月10日 19.9142 5:35 18:28
4月11日 20.8964 5:34 18:29
4月12日 21.8780 5:32 18:30
4月13日 22.8590 5:31 18:31
4月14日 23.8394 5:30 18:31
4月15日 24.8191 5:28 18:32
4月16日 25.7982 5:27 18:33
4月17日 26.7767 5:26 18:34
4月18日 27.7546 5:25 18:35
4月19日 28.7318 5:23 18:35
4月20日 29.7085 5:22 18:36
4月21日 30.6846 5:21 18:37
4月22日 31.6601 5:20 18:38
4月23日 32.6350 5:19 18:39
4月24日 33.6094 5:17 18:39
4月25日 34.5833 5:16 18:40
4月26日 35.5566 5:15 18:41
4月27日 36.5295 5:14 18:42
4月28日 37.5019 5:13 18:43
4月29日 38.4739 5:12 18:43
4月30日 39.4454 5:11 18:44
1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。
2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)
お願いと注意
建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。
もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)
なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。 (地図はクリックすると拡大表示されます)
NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。